音魂の響演
三陸海岸を望む岩手県宮古市出身のエレキバイオリニスト・弓姫と、ピアニスト・今井洋美の同郷ユニットに、宮古市の姉妹都市である青森県黒石市出身の津軽三味線奏者・渋谷幸平が賛同して誕生した、絆で繋ぐ新ユニット。
津軽民謡の心を奏でる渋谷幸平の艶めく響きと、クラシックから演歌やアニソンまでとジャンルに縛られない弓姫の自由な音色。異なる世界で紡がれてきた二つの旋律を今井洋美の豊かな調べで結び、言葉なき音魂が奏でる魅力をお届けします。
三 五 八十八【みゐや】とは
三絃【津軽三味線】
渋谷幸平 Kouhei Shibuya
黒石市浅瀬石(津軽じょんから節発祥の地)に生まれ、9歳より津軽三味線を始める。
13歳で津軽三味線全国大会(弘前市)に初出場し、Jr.級で特別賞受賞。
18歳(高校三年生)で迎えた津軽三味線全国大会ではB級チャンピオン受賞。
あどの祭り第3回津軽三味線セッションコンテストグランプリ受賞。
第24回津軽三味線全日本金木大会、グランプリ(仁太坊賞)受賞。
ステージでの演奏活動のほか、地元黒石を中心に後進の育成にも力を注いでいる。
五弦【エレキバイオリン】
弓姫 Yunhi
岩手県宮古市津軽石に祖を置き、ピアノ教師である母より幼少の頃から音楽基礎教育を学び、4歳よりバイオリンを始める。地元・弘前オペラでコンサートマスターを務めるなどオーケストラでの経験を重ね、近年ではオペラのステージプレーヤーという新たな領域を経て「音」の可能性にチャレンジし続ける。ジャンルを超えた多くの人が気軽にバイオリンの音色を楽しめるように、エレクトリックバイオリンプレーヤーとしてソロ活動を続け、演奏場所を選ばないスタイルフリーなステージで青森県を中心に意欲的に活動する。
八十八鍵【ピアノ】
今井洋美 Hiromi Imai
岩手県宮古市出身。
青森明の星短期大学音楽科卒業、同専攻科修了、同研究科修了。
第9回日本クラシック音楽コンクール東北大会好演賞受賞。
第23回日本ピアノコンクール特級の部入選。第24回日本ピアノコンクール特級の部3位。
現在は「今井ピアノ教室」を主宰し後進の指導にあたる傍ら、地元岩手県宮古市や青森県でコンサート等、様々なクラシックコンサートに出演。結婚式や展覧会、パーティーの音楽を演奏。また郷土芸能とのコラボレーションライブ等もしている。